Hiro兄。webjapan.com
子を想い逆巻く海へ
かつて唐から贈られた宝珠の1つが、この沖で龍に奪われた。
奪還のためにやってきたのが房前(ふささき)の父、藤原不比等(ふひと)。
彼は志度で暮らすうち、海女との間に子を儲けるが、身分違いの恋ゆえいつまでも一緒にはいられない。
「せめて房前だけでも藤原家の世継ぎとして扱ってほしい。それを約束して下さるなら、私が宝珠を取ってきましょう。」
宝珠は奪還したものの、海女は絶命した。
龍神から逃げ伸びる際に己の乳房を切り裂き、そこに宝珠を隠していたからである。
能の演目「海女」前半より。
強い愛ですね。
それに惹かれ描きたいと思いました。
荒れ狂う海へ1人身を投じ、我が子の為に尽くす姿には他に類を見ない強さを感じます。
ケント紙 コピック poster color ホワイト 筆を使用