Hiro兄。webjapan.com
すわりまつくさのごとく
他の者よりも繊細に作られた傀儡の人形。
痛み軋む廃屋となった作業場において綺麗な姿を保っている。
心はやがて作り手への想いを募らせる。
ざぜん草をテーマに、包み込む繭をイメージして描きました。
春の花ですが、「待つ」という経過を重ねる為に季節は冬に設定してあります。
ウソ(鳥)が運ぶアネモネの花は個人的な皮肉です。
どんなに想いを注がれても、それに触れられないのは淋しい事ですよね。
アネモネ「恋の苦しみ・見捨てられた」、ざぜん草「ひっそりと待つ」。
髪にあるのは紫式部「愛され上手・上品」
(クリックでサイズ違いが見られます)
2016年
SAIを使用